酒場市場の活性化を目的に、「カラオケ有料化」の啓発活動を行い、店舗の既存顧客を対象にした「歌ってラッキーキャンペーン」を9月・10月を期間に実施。週刊ヤングジャンプ(集英社)の連載漫画「スナックバス江」とタイアップし1,600名に5,000円の利用券と160名にバス江最新コミックが当たるイベントやバス江オリジナルグッズが当たるTwitter連動企画を展開した。また、若者への訴求にカラオケ文化の日公募「スナックに若者が行きたくなるアイデア募集」キャラクターにバーチャルタレント「かしこまり」を起用、映画「カツベン!」とコラボしたキャンペーン実施など、スナック紹介サイト「スナックdeカラオケnavi」のネットユーザー、主に若年層への周知を強化した。加えて「カラオケ文化の日」事業として、災害地復興支援事業「『スナックdeカラオケnavi宣伝大使』チャリティキャンペーン」を「カラオケ文化の日」(10月17日)から11月末日を期間に実施。大使認定した16名の歌い手が全国159店のスナックを訪れ、楽曲披露と募金活動を行い、寄せられた総額830,478円の「『カラオケ文化の日』基金」を東日本大震災復興途上にも係らず、豪雨災害でも激甚災害指定となった岩手県、宮城県、福島県の3自治体へ寄贈した。
更には、業界内の交流と親睦向上を目的に、カラオケ産業に携わる業界人参加による情報交換会「カラオケ事業者交流会2020」を1月15日に開催。協会機関紙「JKANET」96・97・98・99号、カラオケ報道記録「JKAクリッピング情報」80・81・82・83号を発行した。
渉外委員会
著作権擁護の観点からJASRACとの間に締結した「カラオケ利用の適正化事業に関する協定」に則り、無許諾利用の解消を図る一方、「一体型契約申込書」の利用促進に努め、無許諾利用の発生防止に取り組んだ。また、全国7会場で「著作権講習会」を開催し、著作権管理に十分な知識を有す「音楽著作物利用許諾契約申込書取扱管理者」を育成した。
次に、消費者センターや法律相談所に寄せられる顧客からの疑問や質問に、「クレーム110番」で対応し、協議機関という立場で問題解決を図ると共に、顧客の不信感払拭に努めた。また、「市場活性化委員会」で顧客保護の視点に立った業界の適正化施策を検討し、「地区懇談会」などの場で浸透を図り、業界の健全化に資する推進事業を実践した。
会員各社営業職のレベル向上を目的に、クレーム対応研修「スキルアップ講習2019」を東京・大阪・福岡会場で開講、業界の現状を調査する市場アンケートを全国規模で実施し、その結果を「カラオケ白書 2019」にまとめ発行した。