全国カラオケ事業者協会


2020年度事業計画
概要 カラオケ業界の協議機関として、既存市場の活性化と新規市場の創造に向け、業界の健全発展に寄与する事業を推進する。酒場市場に対しては、店舗紹介サイト「スナックdeカラオケnavi」を核に、若い世代や女性へ積極的にスナック文化を広め、ナイト市場の認知拡大と利用促進につながる活動を展開する。また、顧客インカムの向上とカラオケの位置付けを高める「カラオケ有料化」の啓蒙に努める。
 「カラオケエンジニア検定」の刷新をすすめるほか、営業職向けのスキルアップ講習を行い、業界のレベルアップを図る。音楽著作物を取扱う資格者の育成強化、そして新民法に則した契約書式の整備を実施すると共に、ホームページを活かした情報共有など市場の適正化に努める。加えて、業界のキャッシュレス化を推進する。具体的事業については、各委員会、更には各専門委員会が中心となって行う。
組織委員会
  1. 1.支部毎に行う地区懇談会で会員間の情報交換並びに協会の活動情報伝達に努める。また、アンケートを実施し会員の要望を収集する。
  2. 2.メーカー及び卸業者に協力を求め、志を同じくする未加盟事業者に対して協会加盟を促す。
  3. 3.協会ホームページの会員専用サイト利用活性化を図り、会員同士の情報共有化を推進する。尚、支部ページでの「事例シート」内容掲載についても検討する。
  4. 4.地区懇談会を通して市場の問題点や違法行為に関する情報を収集し、必要に応じて渉外委員会への連絡を図り、市場の秩序維持に努める。尚、地区懇談会時に各市場別の部会を必要に応じて設置し意見調整を模索する。
  5. 5.会員企業社員の技術向上と専門知識習得を目的に、技能認定講座「カラオケエンジニア検定」の刷新をすすめ、一事業所に一人以上の上級取得者配置を目指す。
  6. 6.非会員事業者と一線を画す会員事業者の周知を業界推進項目の徹底と共に行う。
  7. 7.生涯学習としてのカラオケ利用促進を提唱するユーザー団体「カラオケ使用者連盟」の会員拡大を積極的に協力する。
事業委員会
市場に対してカラオケを通した活性化策を提供すると共にバックアップ事業を実行する。
また、広くカラオケニーズを収集し、加えて業界の認知拡大に向けた広報活動を行う。
  1. 1.「文化専門委員会」
    1. 1)カラオケを媒介に国民の文化的生活増進につなげるため、「スナックdeカラオケnavi」宣伝大使チャリティキャンペーンを実施し、併せて激甚災害被災地を支援する運動を実施する。
    2. 2)スナック女子を公募しスナックの効用をSNSなどで発信し、スナック文化を広める。

  2. 2.「事業推進専門委員会」
    1. 1)カラオケを使った市場活性化策を提供する。酒場市場の活性化に繋がる有料化及び利用促進を目的に「歌ってラッキーキャンペーン」を実施する。
    2. 2)「初来店客3,000円飲み放題」のサービスを提供する酒場検索サイト「スナックdeカラオケnavi」を核に酒場市場の活性化へ向け、若者や女性といった新規顧客の誘導を試みる。また、掲載店の店内写真充実と全国2万店の登録を目標にすると共にバージョンアッププランの導入も考慮する。
    3. 3)業界関係者の情報交換の場として“カラオケ事業者交流会”を催す。
    4. 4)各地のカラオケ関連イベントに後援する。

  3. 3.「広報専門委員会」
    1. 1)協会活動を紹介する機関紙「JKA NET」を年4回発行する。
    2. 2)マスコミから日々発信される業界情報の収集に努め、会員間で問題意識を共有する。
渉外委員会
 各種関係機関との折衝業務にあたる一方、業界の適正化に向けた施策を講じる。 また、市場状況の調査を行うと共に、会員企業強化に繋がる研修活動や標準書式の整備を行う。
  1. 1.「法務専門委員会」
    1. 1)JASRACとの間に交わした「カラオケ利用の適正化事業に関する協定」を協会内外へ浸透を図り、「一体型契約申込書」利用及び未受理店連絡シート回収の徹底を図る。
    2. 2)第12期JASRAC協定に則り「音楽著作物利用許諾契約申込書取扱管理者」、更には「優秀管理者」や「管理指導者」の育成に努め、同管理者らによる著作権思想の啓蒙と普及を図る。
    3. 3)業界内の諸問題解消と適法化を目標に、規範と委員会方針を協会員に徹底し市場顧客保護の観点に立った正常化を図る。また、委員会決定事項の不履行に対する報告制度を検討し徹底度合いを強化する。加えて本部と支部の連携強化を深めて違法行為の監視に努め、顧客に不利益が及ぶことを未然に防ぐ。
    4. 4)協会ホームページの会員専用サイトを使った情報共有策を検証し強化する。

  2. 2.「市場調査研究専門委員会」
    1. 1)業界の現状を把握する市場調査を全国的に実施し、報告書「カラオケ白書2020」を作成する。
    2. 2)各種契約書や付帯する書式の整備に努め、業界標準化を進める。
    3. 3)市場正常化のため、カラオケ機器ネット販売の抑止と秩序維持を検討する。

  3. 3.「経営専門委員会」
    1. 1)顧客クレームの解消を図るため、本部相談窓口と支部が連携し解決策を探る。
    2. 2)未収金の効率的な回収を研究し、業界内のキャッシュレス化を推進する。
    3. 3)「スキルアップ講習2020」を開講し、会員各社の社員育成に役立てる。

    第40回理事会で各委員会にて素案を出し合い、第41回理事会で上記をまとめました。 しかしながら新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う緊急事態宣言が4月7日に発出となり、業界が未曽有の難局に直面していることから、上記を基本とするものの、適宜計画の見直しを今後の理事会で諮って参りますこと、予めご了承願います。

第44回理事会
 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第98条第1項の規定に基づき7月14日に「第44回理事会報告事項の通知」を行い、以下の項目を書面決済した。

1.会員数の件
2.2020年度市場活性化事業の件
3.2020年度「カラオケ文化の日」事業の件
4.業界の感染症対応と協会事業実施の件
5.業界ガイドラインの周知徹底の件
6.本年度「支部総会」開催の件
7.「カラオケ使用者連盟」経過と今後の協力の件


その他の会議・会合
●第224回紛争処理委員会 7月16日(JASRAC)
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