全国カラオケ事業者協会



 2023年度定時代議員総会は、毛利副会長による開会の挨拶でスタート。佐久間会長より「新型コロナが5月8日から5類に変更となり新規感染者数に一喜一憂する毎日に決別することができた。利用自粛とまで言われたカラオケも業界人各位の努力により感染対策を講じた歌唱は安全であることが認められるまでに至った。今後はこれまでのガイドラインを自主的に受け継ぎ、感染症対策全般に対するチェック項目をしっかりと実施し、感染症に強い業界にして参りたい。
   2022年度は我々が動かざるしてこの業界は盛り上がらないと思い、積極的に市場活性化に努めてきた。2023年度はそれ以上にカラオケを支援し得る活動を展開し、早い段階でコロナ以前の状況に戻して参りたい」と挨拶。  総会では次の議案について審議されました。
第1号議案 2022年度事業報告について
第2号議案 2022年度収支決算報告並びに監査報告について
第3号議案 2023年度事業計画案について
第4号議案 2023年度収支予算案について
第5号議案 社員・役員の選任案について
 そして議案は、全案件を可決。最後に中山副会長の「我々を取り巻く環境や現場はこれからアフターコロナの時代に向かっていく中で、決して楽観視はできない。本日取り決めた協会事業を一つひとつクリアしながら前進したいと思う」と意気込みの言葉をもって閉会しました。




 2023年度定時代議員総会終了後、会場を移動して来賓、関係者出席のもと懇親会が開催されました。
 冒頭、佐久間会長が参集者に謝辞を述べた後、「5月の感染症法上の位置づけ変更で、経済の舵が大きく切られ、事業活動が正常に戻っていく始まりの週に皆さまと共に総会・懇親会を開けること大変嬉しく思っている。失われた3年間を1年で取り戻し、来年の総会にはコロナ禍前の状況に戻ったね、と言われるような業界復興を目指したい」と挨拶。
 続いて、来賓を代表して経済産業省商務情報政策局コンテンツ産業課課長補佐 梅澤 隼様より「日頃は世界に誇る日本の文化であるカラオケの普及と発展に対する活動や市場活性化キャンペーンの実施など、新型コロナウイルス感染症の影響により甚大な被害を受けた業界を牽引する取り組みを高く評価してる。またガイドライン策定と実行に尽力され、事業再開に大きく貢献されたことに敬意を表する」とのお言葉をいただきました。  次に、文化庁著作権課著作物流通推進室室長補佐 内村 太一様より「チャットGPTなどのAI対応について質疑が多くあります。カラオケ業界への影響で考えてみると機器へのAIの搭載、対面サービスのあり方に変化や影響が想定されるかと思います。しかしながら歌うAIが登場することがあっても、人が自らの声で歌を歌うという文化的な行為は変わらぬものだと考えます。カラオケという文化は人が歌い続ける限り、代替性の効かない根源的なものであり、世界に誇る日本の文化だと思います。新しい時代にあっても協会がリーダシップをとって業界を導いていただきたい」とご挨拶いただきました。
 その後は歓談に移り、3年ぶりにマスクを外しての立食となった会に、アフターコロナを見据えた前向きな意見交換が各テーブルで活発に行われました。
 最後は島垣副会長が「コロナ禍は、業界の存続が不安になりながらも業界人の一丸となったご協力があってこの日を迎えることができた。人も組織も困難を乗り越える経験数や真摯な対応で強くなる気がする。皆で前を向いて頑張ろう」と中締めが行われ、大盛況のうちに会合の幕を閉じました。


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