「カラオケ有料化」啓発運動を注力事業として推進。そのバックアップイベントとして「総額1,000万円 ! ラッキーキャンペーン&あなたのお店でフォトチャンス」を9月から10月の2ヶ月間を期間に開催した。加えて「カラオケ文化の日」事業として東日本大震災被災地支援事業を実施。ソチ五輪のゴールドメダリスト羽生結弦選手とのコラボ企画「『夢を描くキセキ』を歌って東北を応援しようキャンペーン」を10月17日から11月30日を期間に行い、リクエスト数31,434回に10円を乗じた支援金に寄付金を加えた978,570円を復興支援金として、岩手、宮城、福島の三県庁へ寄贈した。
また、業界内の交流と親睦向上を目的に、カラオケ産業に携わる業界人参加による情報交換会「カラオケ事業者交流会 2015」を1月20日に開催。協会機関紙「JKA NET」76・77・78・79号、カラオケ報道記録「JKAクリッピング情報」60・61・62・63号を発行した。
加えて、20周年記念事業として、業界20年の歩みをまとめた「JKA設立20周年記念誌」発行。専門誌「月刊カラオケファン」と連動した座談会、業界5年後の市場予測、意見公募に基づく利用者ニーズ10年比較、「カラオケ白書」初回からの経年データまとめ、業界史を現在までまとめた歴史年表などを業界資料として一冊にまとめて各所へ配布した。
渉外委員会
著作権擁護の観点からJASRACとの間に締結した「カラオケ利用の適正化事業に関する協定」に則り、無許諾利用の解消を図る一方、「一体型契約申込書」の利用促進に努め、無許諾利用の発生防止に取り組んだ。
次に、消費者センターや法律相談所に寄せられる顧客からの疑問や質問に、相談窓口である「クレーム110番」で対応し、協議機関という立場で問題解決を図ると共に、顧客の不信感払拭に向けて各種契約書式の業界標準化に努め整備を行った。また、「市場活性化委員会」で顧客保護の視点に立った業界の適正化施策を検討し、「地区懇談会」などの場で浸透を図った。会員各社営業職のレベル向上を目的に、カラオケ営業の実務についての「スキルアップ講習2014」を4都市で開講、カラオケ利用の適正化を徹底すると共に、顧客との交渉力強化を図った。また、業界の現状を調査する市場アンケートを全国規模で実施し、その結果を「カラオケ白書 2014」としてまとめ発行した。
加えて、20周年記念事業として、JASRAC協定作業の「優秀管理者」認定を開始。2008年に制度導入した、著作権管理に十分な知識を有し職場の指導的立場に立つ管理者「音楽著作物利用許諾契約申込書 取扱管理者」の中から特に優秀な管理者をJASRACと認定した。初年度の今年は150名の「優秀管理者」に認定証が授与された。