酒場市場の活性化を目的に、「カラオケ有料化」の啓発活動と新規顧客獲得の提案を行い、そのバックアップ策として「歌ってラッキーキャンペーン」(歌キャン)と「初めましてキャンペーン」(初キャン)を9月・10月を期間に実施。常連客が新規顧客を同伴した際にプレゼントする初キャン抽選券は、27,652の応募を集めた。
また、歌キャン賞品(700名に1万円)と初キャン賞品(1,600名に5千円)、総額1,500万円を参加店での利用券としたことにより、店舗の参加意欲が高まると共に、キャンペーン終了後も店舗の利用拡大に繋がった。加えて「カラオケ文化の日」事業として東日本大震災被災地支援事業を実施。歌で被災地を応援しようと、NHKとのコラボ企画「カラオケで『花は咲く』を歌おう」キャンペーンを「カラオケ文化の日」(10月17日)から11月末日を期間に展開した。また、デュエット曲に対する意見を一般公募し、市場状況の収集と共に、普及には何が必要かを探った。
更には、業界内の交流と親睦向上を目的に、カラオケ産業に携わる業界人参加による情報交換会「カラオケ事業者交流会 2016」を1月19日に開催。協会機関紙「JKA NET」80・81・82・83号、カラオケ報道記録「JKAクリッピング情報」64・65・66・67号を発行した。
渉外委員会
著作権擁護の観点からJASRACとの間に締結した「カラオケ利用の適正化事業に関する協定」に則り、無許諾利用の解消を図る一方、「一体型契約申込書」の利用促進に努め、無許諾利用の発生防止に取り組んだ。また、全国14会場で「著作権講習会」を開催して、著作権管理に十分な知識を有し、職場の指導的立場に立つ管理者「音楽著作物利用許諾契約申込書 取扱管理者」を育成し、協定作業の円滑化と浸透に努めた。
加えて、会員アンケートから業界向上に繋がる提言をまとめたほか、会員各社営業職のレベル向上を目的に、数字感覚強化に繋がる実務について「スキルアップ講習2015」を東京・大阪・福岡会場で開講、業界の現状を調査する市場アンケートを全国規模で実施し、その結果を経年数値も加えて刊行20回目となる「カラオケ白書 2015」にまとめ発行した。