全国カラオケ事業者協会



 本年も多数の参加者を集めて、賀詞交歓会が行われました。始めに、梶会長が「協会では昨年9月からビギナーでも安心してスナックを体験していただけるスナック紹介サイト『スナックdeカラオケnavi』の運用を開始。顧客減少が続くナイト市場に新しい客層を呼び込もうとする企画で、業界人の熱意によりスタート時点で一万件の掲載店を集め、様々な媒体で注目されている。この『スナックdeカラオケnavi』を核とした市場活性化事業は、今年もより発展させた内容で実施してまいりたい。

 他方、カラオケ事業の適正化に向けた講習会や、会員企業の社員育成につながる講座開設など、これまでの市場正常化と顧客のサービス向上につながる協会事業や、文化貢献についても継続してまいりたい」と年頭の挨拶。

 続いて来賓を代表して、経済産業省 商務情報政策局 メディアコンテンツ課、伊藤 桂課長補佐様から「映画や音楽、ゲームを含めたコンテンツ産業は全体で約12兆円の市場規模で推移しています。コンテンツ産業は余暇産業ですので、人口と余暇金額、また余暇時間と単価ということに関わってきます。余暇時間を多くとるには、『働き方改革』ということが重要ですし、余暇に使える金額を増やしていくには、景気動向というものが重要だと思います。

 カラオケでは古い曲でもいい曲であればヒットするということで、そこがカラオケの面白みであって、皆様の工夫のしどころではないかと思います。『働き方改革』等々で、今後も皆様のお力添えをいただきたいと存じます」との言葉を頂きました。

 続いて、文化庁 長官官房著作権課 著作物流通推進室 堀内 威志室長補佐様より次のご挨拶をいただきました。「日頃より著作権にかかわる講習会、カラオケ事業の相互的な秩序の確立に向けた活動など、文化の発展に資する事業を実施されていることに心より敬服いたします。

 文化庁は今年京都への移転という大きな節目を迎えますが、7割弱の移転で、著作権課は東京に残り、機能拡充を図る予定です。また今年は法改正が行われますし、著作権管理事業法の裁定などの取り組みがございます。今後も皆様方のご協力を賜りますよう、切にお願いします」。

 ご来賓の皆様のご紹介の後、乾杯の音頭をおとりいただいた一般社団法人日本音楽著作権協会、大橋 健三常務理事様は「音楽の聞く楽しみ方は、レコード、CD、ダウンロードと多様化していますが、音楽を楽しむ、歌うということはカラオケであり、これは不変です。JASRACでは、毎年5月に前年度の著作物使用料の分配に応じたランキングを発表していますが、毎年トップ10の中で複数曲がカラオケで長く歌い続けられた曲です。

 今年は戌年です。景気回復の波を嗅ぎ分けて、ナイト市場、カラオケ市場の活性化が進展することを祈念します」と挨拶。参加者全員による乾杯となりました。  その後も和やかなムードに溢れ、新年のスタートに相応しい交歓会となりました。



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