カラオケ活性化策タイトル結果発表
金賞/田巻 衛
受賞作品
 2013年の五月、義父が亡くなりました。朴訥な人柄で、カラオケとはおよそ縁のない人でしたが、亡くなる2ヶ月ほど前、義父自らの提案でカラオケに行くことになったのです。歌いたいという気持ちがとても強かったのだと思います。私は、どのような人でも歌いたいという衝動を時としてもつものだということを知りました。ですから、やはりカラオケ活性化には高齢者の歌いやすい環境づくりが不可欠だと思うのです。
 そんなとき、私はある光景を目にしました。私は時折デイサービスに手伝いに行くのですが、そこでのことです。みんなが輪になって歌っていたのですが、その中心となる人が、歌詞を先読みしていたのです。みんなは、それに倣って歌います。私は思いました。高齢者がカラオケに敷居の高さを感じてしまうのは、歌詞をそのテンポで読むことができないからではないかと。義父と最初で最後のカラオケに行ったときもそうでした。義父が画面に流れる歌詞を読めないので、家内が先読みしてリードしていたのです。
 高齢者が安心して歌えるシステムとして、私はこのような「先読みリード機能」がカラオケについていればよいと思っています。

受賞コメント
 「人間はみんな歌うことが好きなんだ」と私は思っています。
 けれど、高齢者の方の中には、「カラオケは難しいから自分には無理」と二の足を踏んでいる人がとても多いと知りました。
 今回のアイデアが、そんな方々のお役に少しでも立てばと切に願っております。

銀賞/大橋 久美子
受賞作品
 ボイストレーニングのメニューがある!
 友達同士や家族で行った時は楽しい感じで、一人で行った時はガチで学べる、新しいカラオケの活用。例えば、音痴を直したい人用、もっと上手くなりたい人用、上手く歌うコツをつかみたい人用、自分の声質や声量に合う曲は何か探したい人用、初級・中級・上級・プロテクなどなど。普段、歌が上手くなれたらいいなと思っていても、ボイストレーニングのレッスンに通ってまで、とはなかなか思わない・・・。もっと手軽に、ボイトレができたらいいのになぁと。さらに上級のメニューには、ハモリとかボイスパーカッションとか裏声とか本格的な腹式呼吸とか…、声出しのジャンルを多種多様に学べる機能があったらさらに魅力的。
 その他、最初に歌ってみた時とボイトレを受けた後の比較ができるとか、有名歌手からのレクチャーがあるとか、レコード会社やボイトレスクールがコラボしてイベントをするとか…。
 大人も子供も誰だって歌が上手くなれたらな、と多かれ少なかれ思っていると思います。それを今よりもっと上手くカラオケと繋がれば嬉しいです。

受賞コメント
 この度は、このような賞を頂き本当にありがとうございました。最近は特に、子供達の成長と共に一緒にカラオケを楽しめるようになってきました。子供達はTVなどの影響もあって、それぞれ好きな歌を歌った後、その得点を競うのが大好きで、それぞれの点数に一喜一憂しながら楽しんでいます。
 そんな中で、子供達と「もっと上手に歌えたらいいなあ」とか、「どうしたら上手になれるんだろうね」とか、「こんな事ができたらいいのにねえ」と話していた事を思い出し、今回アイデアとして応募させて頂きました。
 それがまさか賞を頂けるとは思ってもみなかったので、これからも家族でたくさんカラオケを楽しみたいです。本当にありがとうございました。

銀賞/源 義弘
受賞作品
 学校の教育課程にカラオケとい授業を取り入れるといいと思う。音楽とは別のやや道徳や特別活動の要素を含んだ教科として位置づけ、仲間づくりや協調性の育成に役立てるとよいのではないか。
 やがて学校でカラオケの授業を受けた児童生徒が大きくなり、社会に出ることになる。その時には、また社会教育の中でカラオケが大きな役割を果たしてくることになるであろう。
 このような観点から、カラオケを学校教育の中に取り入れることを私は提案いたします。

受賞コメント
 歌にはロマンがあり、夢があり、ドラマがあると思います。そんな歌をカラオケという文化を通して、豊かな社会造りの大きな柱となるよう願い提案しました。
 私自身、今回の受賞をきっかけに、より一層カラオケに親しみたいと思います。

銀賞/堀口 記子
受賞作品
 バリアフリーの強化です。自分が車イスになってから利用できるお店が限られる事を痛感しました。カラオケは脳の活性化にもつながりますし、言語の不自由な私達の効果的なリハビリにもなります。老若男女誰でもが楽しめるカラオケ。医療的に見ても、間違いなく元気の源になる大きな役目を果たしているものです。
 高齢化社会がすすむ日本で深刻になるばかりでなく唄って過ごす時間もいいのでは?と思います。

受賞コメント
 銅賞をいただき、夫婦で飛び上がって喜びました。
 カラオケに助けられ、言葉の障害も軽減しました。
 楽しい時間を過ごすカラオケ。寂しい時も、暗い気分を吹っ飛ばしてくれる存在でもあります。
 感謝しています。ありがとうございました。

銀賞/神田 千愛
受賞作品
 カラオケボックスの壁が前面スクリーン。
 ①ライブステージで歌える!スクリーンには満員の客席が映し出され、大歓声が巻き起こっている。お客さんは手にペンライト、歌に合わせて振ってくれる。そんな中歌えば気分は大物ミュージシャン。
 ②自然の中で歌える!満点の星、森、花畑、夕暮れの海辺などがスクリーンに映し出される。自然の中で思いっきり歌えるのはとっても気持ちがいい。そして癒される。

受賞コメント
 「こんなカラオケがあったら嬉しいな〜」と自由に発想を膨らませていったものが、こうして賞をいただけて本当に嬉しいです。
 もしもこのアイデアが実現したらと想像すると、とてもわくわくします。
 これからも、大好きなカラオケを楽しんでいきたいです。

銀賞/菅原 武吉
受賞作品
 私は現在既婚35歳です。学生時代はよく週1、2回はカラオケ店へ行っていました。しかし、現在は会社等の懇親会で2次会後に行くくらいしかありません。
 ふと、活性化対策と問われ、なぜ自分はカラオケへ行かなくなったのだろうと考えました。すると、音楽に対してあまり興味がなくなってしまった事が原因ではないのかなと思いました。学生時代は今流行っている音楽をチェックし、カラオケで歌えるようにするというのが当たり前でした。
 しかし、現在は最近の歌を歌うのではなく、昔の懐メロを歌っています。新しい曲、音楽に興味がなくなった理由も、音楽番組の減少などもあげられるかと思います。また、現在はスマートフォンなどで簡単に音楽をダウンロードすることができ、音楽がより身近になった反面、近すぎて自分一人で楽しむ環境が出来すぎ、カラオケへ気持ちが向かなくなったのも理由の一つとして挙げられます。
 やはり活性化するためには、音楽業界全体として音楽を盛り上げていくよう、一致団結してこの問題に取り組んで行かなければならないと思います。テレビでの音楽番組を増やす、法を強化し不正ダウンロードなどを減らす、そして声を出して歌う事の楽しさ、カラオケをもっともっとPRし、全ての音楽業界が力を合わせ相乗効果をうみだしていかなければならないと思います。

受賞コメント
 今回の応募に際してあらためてカラオケが私の中で遠い存在になったことを再確認しました。
 身近に音楽が溢れている中で、マイクを通して沢山の人と、声に出して歌うカラオケの良さを再確認し、家族仲間とぜひ行きたいと思います。
 カラオケの活性化、貴協会のますますのご発展を祈念しております。
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