全国カラオケ事業者協会



 本年も多数の参加者を集めて、賀詞交歓会が行われました。始めに、佐久間会長が「昨年から相次ぐ自然災害が多発し、協会では被災地支援として『スナックdeカラオケnavi宣伝大使チャリティキャンペーン』を継続して行い、歌謡界、カラオケ業界、そして店舗が皆で手を取り合って復興支援を実施し、結果としてお預かりした寄付金を「カラオケ文化の日」基金として被災地自治体に寄贈することができました(詳しくは2・3ページ参照)。
 また、ナイト市場の活性化策として展開している『スナックdeカラオケnavi』もSNSを通じ、若者によって古くて新しいスナック文化を拡めることに成果を得ております、2020年オリンピックイヤーをきっかけに、このカラオケ業界、また余暇産業がオリンピックの華やかな年と共にいっそう盛り上がる年であることを期待したい」と年頭の挨拶。
 続いて来賓を代表して、経済産業省 商務情報政策局 コンテンツ産業課、中山 祥課長補佐様から「いよいよ7月に東京オリンピック・パラリンピックが開幕します。インバウンドの増加等、世界の注目が日本に集まることが見込まれ、報道やSNS等を通じて日本文化が海外に発信されるまたとない機会になるものと存じます。今年は新たなチャレンジに乗り出すのにふさわしい年です。オリンピック・パラリンピック後の未来も見据え、皆様にとってますますの繁栄の年となることを祈念します」との言葉を頂きました。
 続いて、文化庁 長官官房著作権課 著作物流通推進室、堀内 威志室長補佐様より次のご挨拶をいただきました。

「オリンピックはスポーツの祭典という側面だけでなく、文化発信の場でもあります。文化庁では食文化、観光と結びついた文化の振興推進を新たに進めて参ります。著作権については違法コンテンツ対策をはじめ、しっかりとしたスキームをつくって適切な著作物の流通と利用を進めることが大切と考えています。そういった観点からもカラオケ業界における著作権管理の成功、そして貴協会をはじめ業界永年の努力は敬服に値すると思います」との言葉を頂きました。
 ご来賓の皆様のご紹介の後、乾杯の音頭をおとりいただいた一般社団法人日本音楽著作権協会、世古 和博常務理事様は「今年で12期目を迎えることとなるカラオケ利用の適正化事業に関する協定に引き続きご理解とご協力をいただき、心より感謝しております。さて、昔の音楽を聴いて、過去のことを思い出す、これをメンタルタイムトラベルというそうです。その能力は過去の経験を活かして未来をプランニングをするという能力に相関するそうです。よって、ビジネスやいろいろなシーンで有益です。カラオケはまさにこのメンタルタイムトラベルをもたらすものであり、更なる成長が期待できると思います」とカラオケの可能性を強調され、参加者全員による乾杯となりました。
 その後の中締めでは、中山副会長が登壇。ご参集の会員企業の業績向上、右肩上がりを祈念して、『ほんなら、いくぜよ、お手を拝借』の掛け声のもと恒例の土佐一本締めが行われました。
 和やかなムードに溢れ、新年のスタートに相応しい交歓会となりました。



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