会は午後4時、司会の徳光和夫氏によるアナウンスに、集まった300名を超す参加者が拍手する中、保志名誉会長の登壇でスタート。梶喜代三郎会長の主催者挨拶に続き、来賓を代表して経済産業省 商務情報政策局文化情報関連産業課 課長補佐 望月孝洋様、一般社団法人日本音楽著作権協会 理事長 菅原瑞夫様からそれぞれ祝辞を賜り、毛塚昇之助最高顧問による花束贈呈へと進んだ。お礼の挨拶に立たれた保志名誉会長は、「この度の受章は、私個人ではなく、音楽産業界の諸先輩方、またカラオケ業界関係者のさまざまな努力が認められて賜ったものと考えている。第一興商の創業期から数えると四十数年間この業界に身を置いてきた。その間に『治乱興亡』、中でも多く企業の『亡』を見てきた。ここにお集まりの皆さんは『興』側で成功された方々。これからも我々は滅びることなく、お互い手を携えて業界発展のために尽くしていきたい。魏の曹操が詠んだ『志千里に在り烈士暮年壮心やまず』、皆さんと共にかくありたい。そう思いつつ、お礼の言葉としたい」と述べられた。

 その後、ご来賓らによる樽割に続いて、全国第一興商ディーラー会 会長 下村英春様による高らかな乾杯の音頭で祝宴へと移った。途中、カラオケの歴史と氏の足跡を綴ったビデオ「やがて世界は歌いだす」の上映や、作曲家の船村徹氏や歌手の北島三郎氏から寄せられたビデオレターが紹介されるなど、徳光氏のウィットにとんだ司会も相まって華やかな宴をいっそう盛り上げた。

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