感染症対策について

　長らく続いたコロナ禍ですが、2023年５月８日、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが新型インフルエンザ等感染症から５類感染症へと変更になりました。この位置付けの変更に合わせて、「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」（以下「基本的対処方針」）は廃止となり、基本的対処方針に基づく、イベントの開催制限、施設の使用制限、飲食店における第三者認証制度、業種別ガイドライン等の取り組みは廃止になりました。

　このため、５月８日以降は、日常における基本的な感染対策については、主体的な選択が尊重され、個人や事業者の判断に委ねられることが基本となります。政府が一律に求めることはなくなり、個人や事業者が自主的に感染対策へに取り組むことになります。

　これまで、カラオケ業界では基本的対処方針に基づく業種別ガイドライン(カラオケボックス等の歌唱を伴う飲食の場における新型コロナウイルス等感染症についての予防ガイドライン)に則った予防対策を徹底して参りました。対策店の証である「ガイドライン実施宣言ステッカー」掲示店では、３年に及ぶコロナ禍にあってクラスター発生履歴は無く、その成果は実証されています。

　前述の通り５月８日以降、基本的対処方針は廃止となります。ただ、感染症が無くなったわけではありません。よって、カラオケ業界としては、感染症全般の予防対策として、①適切な換気、②消毒の実行、③適切な身体的距離の確保など、これまでの業種別ガイドラインに沿った予防対策を引き続き自主的に行って参ります。当会としても20項目のチェックリストによる予防対策を今後も管理各店に促し、感染対策実践店を示す「対策店」ステッカー掲示店の普及を進めて参ります。業界として平時からの備えに、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2023年5月8日
一般社団法人全国カラオケ事業者協会

【業種別ガイドラインの策定】
◉カラオケボックス等の歌唱を伴う飲食の場における新型コロナウイルス等感染症についての予防ガイドライン
（令和5年3月6日改訂）

【業種別ガイドラインのチェックリスト作成】
◉ガイドラインチェックリスト

【ガイドライン実施宣言ステッカー発行制度の開設】
◉新型コロナウイルス等感染予防ガイドライン実施宣言ステッカー

【ガイドライン実施宣言「対策店」ステッカー発行制度の開設】
◉ガイドライン実施宣言ステッカー「対策店」ステッカー

 ◉カラオケボックスの安全性について

 ◉カラオケボックスの取り組み

 ◉カラオケボックスにおける飛沫感染リスク評価と対策

 ◉スナックの換気対策

 ◉健康に役立つカラオケ

●「カラオケボックスに対する誤認識について〜カラオケボックス店舗でのクラスター発生の事実は確認されておりません〜
（2020.05.25 UP）
●ガイドラインがメロガッパさんの Youtube 動画で紹介いただきました。（2020.05.29 UP）
●「昼カラオケ」施設に対する緊急対応の実施について（2021.04.20 UP）
●カラオケ設備の利用自粛等に関する考え方について（2021.08.26 UP）
●スナックの事業再開に向けて専門家が安全性をチェック（2021.11.11 UP）
●北海道支部がカラオケ喫茶における「ワクチン・検査パッケージ」技術実証を実施（2021.12.08 UP）
●「カラオケボックス等の歌唱を伴う飲食の場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」改訂版を発表

新規感染者数グラフ（2020年1月20⽇〜2023年5月8⽇）

重傷者数グラフ（2020年5月20⽇〜2023年5月9⽇）

	協会の主な活動	感染症の波	主な感染症に対する出来事
2023年
5月			5月8日に新型コロナウイルス感染症は「5類感染症」に移行
3月	「カラオケボックス等の歌唱を伴う飲食の場における新型コロナウイルス等感染症についての予防ガイドライン」改訂
2月			政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が改訂
1月		2023年　第8波（11月18日～2023年1月14日）
2022年
12月	「カラオケ文化の日」基金（医療従事者ソング「感謝の手紙」の再生回数に準じた額）を「特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン」へ寄贈	2023年　第8波（11月18日～2023年1月14日）
	カラオケ設置店　新型コロナウイルス等感染予防「ガイドライン実施宣言『対策店』ステッカー」発行
	「カラオケボックス等の歌唱を伴う飲食の場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」改訂
11月			政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が改訂
10月	2022年度カラオケ文化の日事業として「歌のチカラで医療従事者を応援！『チャリティプロジェクト』」開始
10月	カラオケ促進イベント「ＧｏＴｏカラオケ」開催
9月		2022年　第7波（7月5日～9月26日）
7月		2022年　第7波（7月5日～9月26日）
3月		2022年　第6波（1月9日～3月21日）
2月	「カラオケボックスにおける飛沫感染リスク評価と対策」ＨＰ公開
1月			4回目の「まん延防止等重点措置」が発令
2021年
12月	「カラオケ文化の日」基金（医療従事者ソング「感謝の手紙」の再生回数に準じた額）を「特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン」へ寄贈
11月	北海道支部がカラオケ喫茶における「ワクチン・検査パッケージ」技術実証を実施		政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が改訂
	感染力の強いデルタ株を受け「お客様へのお願い」チラシ作成
	新型コロナウイルス感染防止「ガイドライン実施宣言ステッカー」第三者認証制度の普及促進
	「カラオケボックス等の歌唱を伴う飲食の場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」改訂
10月	スナックの事業再開に向けて専門家が安全性をチェック
10月	2021年度カラオケ文化の日事業として「チャリティプロジェクト『医療従事者応援ソング』を歌って医療の現場を支援しよう」開始	2021年　第2波（6月19日～10月16日）／第3波（10月23日～2021年2月26日／第4波3月1日～7月4日／第5波（7月5日～9月30日）	各自治体が「第三者認証制度」を導入
7月			4回目の「緊急事態宣言」の発令と3回目の「まん延防止等重点措置」が発令
6月	「昼カラオケのクラスターっ撲滅に向けて「常時マスクの啓発ポスター」「飲食店に対する政府からのお願いいチラシ」「ガイドラインチェックリスト点検・確認のすすめ」チラシ配布		2回目の「まん延防止等重点措置」が発令
6月	「カラオケボックス等の歌唱を伴う飲食の場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」改訂		政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が改訂
5月	クラスター店の再開に向けて専門家を派遣「カラオケ喫茶を巡回指導」
4月			3回目の「緊急事態宣言」の発令と国内初の「まん延防止等重点措置」が発令
3月	新型コロナウイルス感染防止「ガイドライン実施宣言ステッカー」を刷新
2月	「新型コロナウイルス感染　症感染予防に対する取り組み』」ＨＰ公開
1月			2回目の「緊急事態宣言」が発令
2020年
12月	日本のカラオケを守りたい推進プロジェクト『＃カラオケにいこう』をJKBAと共同実施	2021年　第2波（6月19日～10月16日）／第3波（10月23日～2021年2月26日／第4波3月1日～7月4日／第5波（7月5日～9月30日）
12月	専門家による「健康に役立つカラオケ」ＨＰ公開
11月	スーパーコンピューター富岳のシュミレーション結果を記した「歌唱時の『マスク着用』チラシ」作成
11月	専門家による「スナックの換気対策」ＨＰ公開
9月	専門家による「カラオケボックスの安全性について」のＨＰ公開
7月	新型コロナウイルス感染防止「ガイドライン実施宣言ステッカー」を発行
6月	ガイドラインの要点をまとめた「周知チラシ」を作成。カラオケ店へのガイドライン周知徹底		東京都で「感染防止徹底宣言ステッカー」発行
5月	業界3団体（JKBA・KUA・JKA）でガイドラインを策定「カラオケボックス等の歌唱を伴う飲食の場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」	2020年　第1波（3月6日～5月18日）	国内初の「緊急事態宣言」が発令
3月	ナイト店への「手洗いとマスク除菌」チラシ作成		政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が決定
3月			ＷＨＯは「新型コロナウイルス感染症」についてパンデミック（世界的大流行）として発表
2月			大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新型コロナウイルス感染者の発生を確認
2019年
12月			中国武漢で原因不明の肺炎が集団発生